東北JIADS ぺリオ・補綴勉強会 1月例会

2025年1月7日 場所:秋田歯科研修室 佐久間歯科研修室
2025年から東北JIADS ぺリオ勉強会と補綴勉強会、合同で例会を行うことになりました。
 
合同になって第1回目の例会で発表しました。
初めての合同例会なので内容を何にしようかと考えたのですが、私の発表を初めて聞く方も多いと思い1番得意な総義歯にしました。
総義歯の咬座印象なら初めて聞いてもわかりやすく、聞いた次の日から臨床で使える内容になると思いお話しさせて頂きました。
ぺリオ勉強会の先生にも「分かりやすかった」と言ってもらい評判も良かったので次回はもう少し総義歯のディープなお話をしていこうかなと思います。

抄録
『咬座印象』 デンタライズド 増子大助

私は年間100回ほど歯科医院に義歯の立ち合いをしている。多くの立ち合いをした中で、歯科医師に総義歯作製で一つだけお願いするとしたら間違いなく咬座印象を選択する。それだけ咬座印象は総義歯作製の工程の中で重要だと私は考える。総義歯を良好に使用してもらうには義歯の適合・吸着が重要である。その良好を維持するには義歯の床縁形態、CLP時の粘膜面との適合、排列位置が重要になってくる。この3つに対応しやすいのが咬座印象だと私は考える。今回総義歯作製の症例を紹介し、私なりに考える総義歯を成功させるポイントと咬座印象について発表させて頂きたい。